コラム01

原子力事故で最も影響が大きいと考えられているのは海洋汚染です。

事故が起きてから大量の放射性物質が海に流れ込みます。これをプランクトンが体内に取り込み、小魚が食べ、より大きな魚に食べられます。こうした食物連鎖の中で最も強いのは人間です。つまり人間がもっとも環境汚染の受けやすい生物なのです。

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コラム02

図説1

レベル7とは、国際原子力機関(IAEA)などが制定した国際原子力事象評価尺度の「事象の基準」を表す階級で0から7まであります。

福島で長くつを履かずに作業して水たまりで被爆したという事故は「急性の放射線障害を生じる従業員の被ばく」として3に対応します。

最も大規模な事故であるチェルノブイリで「数万テラ・ベクレル以上の放射性物質外部放出」のレベル7です。

現時点で福島では同じレベル7が適応されていますが、これが6にもどろうと私たちの取るべき対応策は変わりはしないのです。

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コラム03

何を持って終わりとするのかによって違いますが、問題となるのは原子炉そのものです。
本来であれば分解して処理するべきなのですが汚染の度合がひどくできないでしょう。

そこで取られるのが石棺化です。建物をコンクリートで固めてしまうのです。チェルノブイリで取られた対策と同じです。
炉の乾燥が完了するまでには何年もかかるでしょう。その後やっとコンクリート詰めにできます。

炉の処理が終わっても周囲に広がった放射能は残ります。土壌処理をして放射性物質が自然消滅するのを待ちます。
完全に消えるのには何億年もかかります。
つまりここで終わりという線は引けないのです。

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コラム04

ベクレル(Bq)とは放射性物質が発する放射能の強さを表しています。 つまりベクレルは出す方に注目した単位です。

一方、シーベルト(Sv)は放射線を受けた人体への影響を表す単位です。 つまりシーベルトは受けた方に注目した単位です。

ベクレルとシーベルトの関係は、懐中電灯の光とそれを見る人が感じる明るさにたとえると分かりやすいでしょう。
懐中電灯自体はとても明るく光っていますが、照らされた遠くの対象物は決して同じ明るさではありません。
これと同じように、強い放射線を発するもの(ベクレルの数値が大きい)があっても、遠ざかれば人体への影響は弱くなるのでシーベルトの数値は小さくなります。

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コラム05

図説2

放射線を浴びる事を放射線被曝と言います。放射線が人間の細胞分裂に悪い影響を与えるからです。

DNAは2本のクサリ状の物質で成り立っています。損傷を受けるのが片方の場合は自己修復されます。

しかし、2本とも傷つけられると修復は不可能になっていきます。これが外皮で表れると皮膚がはがれ落ち、内蔵で表れる臓器が機能しなくなるなどの放射線障害となります。

特に細胞分裂のスピードが速い骨髄の造血幹細胞などは放射線の影響を受けやすいとされています。

また、白血病や(特に小児における)甲状腺がん、妊娠初期の妊婦が被爆した際に胎児に表れる奇形なども被爆の影響と考えられます。

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コラム06

図説3

空気中や食物などから放射性物質が体内に入り被爆する事を内部被爆といいます。

放射線には、α(アルファ)線、β(ベータ)線、γ(ガンマ)線があります。最も飛距離が長いのがγ(ガンマ)線です。

体内に取り込まれた放射性物質は血液を通じて各臓器に到達し、そこに留まり、最終的に体外に排出されるまでの間、体内で放射線を出し続けます。これを内部被爆と言います。放射線物質は空気中に漂っています。それを吸い込んだり、放射能に汚染された水や食べ物を口にすると体に放射能の元を取り込むことになるので注意が必要なのです。

一部の放射性物質は、特定の臓器に蓄積される傾向があり、それを臓器親和性と言います。 最も有名なのがヨウ素で甲状腺というのどの部分に蓄積され甲状腺がんを引き起こします。 チェルノブイリ原発事故では拡散したヨウ素131と牧草を一緒の食べた乳牛から搾乳された牛乳を子供たちが危険を知らずに飲用し700件から1800件の甲状腺がんが発生したと言われています。ストロンチウム90、プルトニウム239、ラジウム226などは主に骨に蓄積し半永久的に内部被曝を与え続け、骨腫瘍や白血病を引き起こします。また、セシウム137は、骨、肝臓、腎臓、肺、筋肉などに多く沈着し白血病や肝臓がん、不妊の原因になると言われています。

1950年から40年の間にアメリカの白人女性の乳がんの死亡率が2倍になっていると公表されました。統計学者J・M・グールドによると原子炉から160km以内にある郡では明らかに乳がん死亡者が増加し、それ以外の郡では横ばいあるいは減少傾向であった。

これらの事実から導かれる推測は「どんなに微量であっても内部被曝をすれば“がん化”の確立が高まる」と言う事です。

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